デフコン(Defcon)とは、ディフェンス・コンディション(Defence Condition)の略。
戦争への準備段階を示すアメリカ国防総省の規定。
DEFCON5(平時態勢) 完全な平時の状態。
DEFCON4(警戒準備態勢) 米国の国家安全保障の高まりを示す。冷戦状態の時はほぼこの状態だった。全てのICBMの弾頭は訓練用ダミー弾頭から実弾頭(核)へ変更される。
DEFCON3(警戒態勢) DEFCON4より高度な警戒態勢。無線は全て機密コードへ変更される。
DEFCON2(準戦時態勢) 最高度より少し下回る警戒態勢。全ての戦略爆撃機は実(核)弾頭装備で地上待機となる。キューバ危機の時一度だけ宣言されたことがある。
DEFCON1(戦時態勢) 最高度の軍備警戒態勢。全ての戦略爆撃機は核装備で24時間3~4交代でアラスカもしくは北極圏上空待機。そのほかの軍備は臨戦態勢で地上待機。米軍や米領土に対する外国軍による切迫した、または進行中の攻撃の可能性があるときの態勢。但しDEFCON1状態が宣言されたからといって核兵器の使用許可が自動的に付加されるわけではなく、使用は大統領の直接許可が必要。事実上の交戦状態。
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